ショートカットは便利ですが、慣れないと作ることにハードルを感じちゃいますよね。現在時刻から一時間後までの予定を登録するカレンダーショートカットを作りながら、基本的な作り方に慣れてみましょう。
今回作るショートカットはこちらからダウンロードできます。
目次
ショートカットを作る
まずは一度作ってみて、あとから内容の解説を行います。
ショートカットアプリを開いて右上の「+」を選びます。すると、新しいショートカットが開きます。
アクションを追加してショートカットを作ります。アクションを追加するためにはいくつかの方法があります。
- 画面上部の「アクションを追加」
- 画面真ん中の「次のアクションの提案」
- 画面下部の「アプリおよびアクションを提案」
どれを選んでも大丈夫です。アクションを追加しましょう。今回使用するアクションは次の4つです。
- 日付
- 日付を調整
- テキスト
- 新規予定を作成
それぞれのアクションを選び、入力を整えて完成です!
アクションについて、この先でもう少し詳しく解説します。
アクションの特徴
アプリごとにアクションが用意されていることがある
ショートカットはアクションで構成されています。アクションにはショートカットが独自で持っているアクションとインストール済アプリが持っているアクションの2種類あります。
ショートカットが独自で持っているアクションは大きく分けて、テキストや時間など基本的なもの、位置情報web検索などiPhoneの機能を使ったもの、条件分岐や繰り返しなどショートカットの処理自体に影響を与えるものの3種類あります。
インストール済アプリがショートカットに対応している時、そのアプリのアクションを使うことができます。使い方や用意されているアクションはアプリごとにことなるため、詳しくはアプリごとの解説をご確認ください。アクションを選ぶ時にアプリを選択すると、そのアプリで選べるアクションを一覧で表示してくれます。使っているアプリがあったら見てみるとよいでしょう。
アクションは入力と出力を持つ
アクションは「入力」と「出力」を持っています。
入力とは、アクションに渡す値のことです。アクションはそれぞれ決められた入力を受け取り、アクションの結果を出力します。アクションの出力は別のアクションの入力にすることができます。アクションをいくつもつなげることで、ショートカットを作っていきます。
コンテンツグラフエンジンでデータの種類が決まっている
ショートカットで扱うアクションの出力は、コンテンツグラフによってデータの種類が決まっています。例えば、「iPhone」ならテキスト、「15」なら数字、「2024/4/1」なら日付というデータの種類を持っています。
ショートカットには様々なアクションがあります。アクションごとに好き勝手なデータのやり取りをしていると、「テキストを扱うアクションなのに画像が渡された」といったことが起こってしまいます。アクションは入力で受け取るデータの種類を指定することで、間違ったデータの種類が渡されてしまった時に「処理できない」ということを簡単に知ることができます。
ショートカットではコンテンツグラフが自動的にデータの種類を決めますが、場合によっては自分でデータの種類を指定する場合もあります。そういったものがあるということだけでも覚えておくとよいでしょう。
アクションを選んでショートカットを作る
それではアクションを選びましょう。画面の一番下に「日付」と入力するとアクションの候補が表示されます。
アクションやアプリ名を検索するとアクションの一覧が表示されます。アクションを選びましょう。
日付
現在の日時を取得できます。名前に反して、日付だけではなく時刻も取得できることは覚えておくと便利です。
日付を調整
日付を入力し、指定した時間を加算・減算します。
時間は単位を選ぶことができます。
- 秒
- 分
- 時間
- 日
- 週間
- ヶ月
- 年
1時間後を指定したい場合は、数字を「1」、単位を「時間」、計算方法を「加算」に設定します。
テキスト
テキストを入力できます。
またテキスト以外のデータの種類を入力すると、そのデータをテキストとして出力することができます。
新規予定を作成
カレンダーアプリのアクションで、カレンダーに予定を登録できます。開始予定日時、終了予定日時、予定タイトルを入力します。
任意で場所、カレンダー、終日、通知、メモも入力可能です。
「作成シートを表示」をONにすれば、ショートカットを実行した時に設定項目が並んだ作成シートが表示され、細かく直接入力できます。
おわりに
できたショートカットの下にある「▶」ボタンを押してみましょう。選択したカレンダーに予定が追加されます。
非常に簡単な予定の登録ですが、やりたいことに合わせてアクションを変更すれば様々なことができるようになります。
- 実行した後にカレンダーから日付を選び、任意の日付に予定を登録する
- メモ帳からこのショートカットを呼び出して、テキストの中身を「ショートカットの入力」にする
- カレンダーではなく、リマインダーアプリに登録する
使い方に合わせて、自分で工夫してみてください!
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